家庭のWi-Fi普及率ってどれくらい?わかる限りで調べてみた結果

あなたの家庭ではWi-Fiを使っていますか?
スマホやタブレット、ゲーム機、テレビなど様々な機器がWi-Fiに対応している現在、Wi-Fiを使っている家庭は多いと思います。
とはいえ、実際にどれくらいの普及率なのか気になりますよね。

いえ、気になりません!
そ、そうですか、私は気になります(笑)
というわけで調べてみました。
気になる方はぜひご覧くださいw
家庭内Wi-Fi(無線LAN)の普及率は54.4%(2013年時点)
最新のデータを探したのですが、総務省による「通信利用動向調査」で家庭内Wi-Fi普及率が調査されたのは、今のところ平成25年(2013年)が最後のようです。
この調査では、
- ブロードバンド回線接続世帯
- スマートフォン保有世帯
- タブレット型端末保有世帯
の3種類の家庭のそれぞれで行った調査と、それらを合計した結果が示されています。
全体の普及率(上図の赤線の部分)は54.4%でした。
固定回線契約者に絞るともっと普及率が高い
ちなみに、固定回線(ブロードバンド=光回線、DSL回線等)契約者に絞ると、もっと普及率が高いです。
ブロードバンド契約者に絞った、家庭内Wi-Fi(無線LAN)の普及率は72.2%あります。
2013年時点ですでにこの数字ですから、現在は、ブロードバンド契約者なら90%、全体でも70~80%ぐらいはありそうな気がします。
とはいえ、もっと新しい、ちゃんとしたデータが欲しいところです。
さらに調べてみました。
小中高校生限定ではあるものの平成29年には普及率92.9%に
上図は、平成29年(2017年)に行われた「青少年のインターネット利用環境実態調査結果」から抜粋しました。
調査対象は満10歳から満17歳までの青少年(5,000人)となっています。
赤枠で囲った部分を見ていただくと、スマートフォンによる無線LAN(Wi-Fi)の利用率は92.9%となっています。
満10歳から満17歳までの青少年限定であること、スマートフォンだけを対象にしていることを考慮しても、かなり普及率が高いですね。
普及率の伸びをみても、
2014年:77.6% ⇒ 2015年:82.6% ⇒ 2016年:89.3% ⇒ 2017年:92.9%
と、2014年から比べるとかなり伸びていることがわかります。
特に10代のユーザーの場合、インスタグラム・ツイッターなどのSNSや、YouTubeなどの動画サービスを使う時間も長くなっているので、家ではパケットを節約するためにWi-Fiを使う傾向が強いのだと思います。
ソフトバンクの「動画SNS放題」など、SNSや動画が使い放題になるサービスも誕生していますが、まだしばらくはWi-Fi環境メインのユーザーが多そうです。
対象年齢を広げれば、また結果が違ってくるとは思いますが、やはり年々、家庭でのWi-Fi普及率が上がっているのは間違いなさそうです。
まとめ 2013年時点で54.4% 2017年の調査(青少年のみ)では:92.9%の普及率
本当は、家庭用Wi-Fiルーターの市場規模なども示したかったのですが、該当の資料の見つかりませんでした。
分かった範囲の情報をまとめると、
- 2013年時点で、ブロードバンド回線接続世帯/スマートフォン保有世帯/タブレット型端末保有世帯全体での、家庭内Wi-Fi(無線LAN)普及率は54.4%
- 同じく2013年時点で、ブロードバンド回線(光回線など)接続世帯に絞ると、72.2%
- 2017年時点で、満10歳から満17歳までのユーザーがスマートフォンで家庭内Wi-Fiに接続している割合は92.9%
でした。
2013年~2017年までの普及率をみていくと、確実に年々上がってきています。
伸び率を考えると、現在は全体でも70~80%、ブロードバンド回線接続世帯なら90%以上まで上がってきているのではないかと思います。
実際、満10歳~満17歳のユーザーでは92.9%が、スマホを家庭内Wi-Fiにつなげて使っています(2017年時点)ので、十分あり得そうな数字ですよね。
詳しいデータがあれば、随時更新していきます。
参考になれば幸いです。